Q12. ゴウダ菌発酵飼料で、ピットが詰まり気味の状況を直すことができますか?



 
A12. ピットが流れやすくなります。

ピットが詰まる原因にはふたつあります。                              ひとつは、未消化の餌が堆積してしまい、さらにそれが、腐敗しスカムを厚くして流れにくくなるタイプです。ゴウダ菌発酵飼料で未消化分が少なくなるだけでなく、分解特性に優れた微生物も糞とともにピットで活躍します。                                         もうひとつは、スラリーピット後の配管にスケールが堆積して詰まらせるタイプです。このタイプは、構造的に工夫が必要ですが、微生物がスラリーで活性化する環境が長い期間確保できれば、解消できます。
ご使用したことでピットのスカム厚くなる場合があります。その理由は、好転反応です。
発酵微生物がピットに定着するまでは、スノコの上から高圧洗浄などで、スカム面をたたくのが有効です。
ただし、ストール舎などのピットは、まめに上流から水洗することは当然ですね。
底泥の分解が始まることで、ガス化して浮上したのです。1〜2ケ月でスカム分解され始め、なくなりはじめます。