発酵菌リーダー組織への転換

発酵型微生物によって生成される抗酸化物質密度を上げる
 微生物の基本的条件は、期待されるべき役割をもった微生物がある一定レベル以上の密度となり、その生成物が生産にプラスに作用するレベルに達し初めて、その効果が現われます。したがって、いかなる発酵型微生物でもこの条件を無視すると効果がまったく無いのです。つまり、腐敗型排水を発酵型微生物をリーダーとする発酵型微生物体系の排水に転換する場合には、発酵型微生物によって生成される抗酸化物質を、一定レベル以上の密度にしなければなりません。だから、発酵型水処理システムが失敗した場合は、都合主義の菌の変態が失敗したことであり、状況変化がまったく発生しません。


発酵型微生物が好む環境作り
 成功の可否は、発酵型微生物や発酵型微生物が生成した抗酸化物質を入れ続けることと、発酵型微生物が好む環境作りであると言えます。発酵型微生物主導の発酵型水処理が安定するためには、微生物相の変態後の安定化であり、3ヶ月程度必要となります。安定後は、環境を維持するだけで発酵型微生物の多量投入は必要なくなります。したがって、化学薬剤処理や機械処理のようにランニングコストの負担がありません。
微生物界の方向性
微生物界のまとめ

・微生物界は、発酵型か腐敗型かどちらかの方向性を持つ。
 微生物界は、発酵型か 腐敗型か どちらかの方向性を持つ。 つまり、マクロ的に捉えると発酵型100%か腐敗型100%のいずれかに分類され、その方向性の特性を持つ微生物が働き出し、水の状態変化として現れるのです。

・発酵型の処理水は、還元の電位値を示す。
 腐敗型の処理水は、酸化の電位値を示す。
酸化還元電位計測器にて計測します。OHマイナスイオンによる計測を目安に200mV以上=酸化 200mV未満=還元を示す。
 処理水が還元水になっている場合には、処理水中に多くの抗酸化物質が含まれているので、腐敗するだけでなく植物の散水による成長促進や悪臭の発生場所に散水して微生物相の変換に使用できます。
 計測例: 水道水450〜650mV  ミネラルウォーター160〜190mV

・活性水では、かならず蘇生型の微生物相となる。
  活性水の定義は、セラミックの項目で説明する。

・微生物相は、多種多様の方が安定する。
  微生物が多種多様になれば、負荷変動や環境変化という要因に対して、水処理がスムーズに実施されるだけでなく、生成される抗酸化物質も多種多様になり、処理水の効果も倍加されます。

・酵素=生体活性物質=酸化防止剤=抗酸化物質=健康



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